身内に不幸があったとき、悲しむ間もなく必要になるのが会社や学校への連絡です。そして真っ先に迷うのが「何日休めるのか」。
忌引き休暇には法律上の決まりがありません。労働基準法に定めのない「法定外休暇(特別休暇)」なので、日数も有給か無給かも会社ごとに違います。とはいえ、官公庁や多くの企業が採用している共通の目安は存在します。
この記事では、続柄別の日数の目安、連絡時に伝えるべき項目、そのまま使える文例をまとめます。
WARNING
最終的な根拠は自社の就業規則です。 以下の日数はあくまで一般的な相場です。落ち着いたタイミングで必ず規程を確認するか、人事・総務に相談してください。
1. 続柄別・忌引き休暇の日数早見表
| 続柄 | 親等 | 一般的な日数 | 会社による幅 |
|---|---|---|---|
| 配偶者 | 0親等 | 10日 | 7〜10日 |
| 父母(実父母) | 1親等 | 7日 | 5〜7日 |
| 子 | 1親等 | 5日 | 3〜5日 |
| 配偶者の父母(義父母) | 1親等(姻族) | 3日 | 2〜3日 |
| 祖父母 | 2親等 | 3日 | 1〜3日 |
| 兄弟姉妹 | 2親等 | 3日 | 2〜3日 |
| 孫 | 2親等 | 1日 | 1〜3日 |
| 配偶者の祖父母 | 2親等(姻族) | 1日 | 1〜3日 |
| 配偶者の兄弟姉妹 | 2親等(姻族) | 1日 | 1〜3日 |
| 叔父・叔母(伯父・伯母) | 3親等 | 1日 | 0〜1日 |
ポイントは3つです。
- 親等が近いほど長い。 配偶者10日を上限に、1親等・2親等と短くなります。
- 子は父母と同じ1親等でも短めに設定されることが多い(3〜5日)。
- 3親等(叔父・叔母)は対象外の会社も多い。 認められても1日程度です。
TIP
喪主を務める場合は加算されることがあります。 父母・子の忌引きに数日を上乗せする規程を置く会社があるため、喪主になる場合はその旨を必ず伝えてください。遠方の場合の移動日加算も同様です。
忌引き休暇 日数の早見ツール
続柄を選ぶだけで、一般的な日数・会社による幅・学校の出席停止扱いの目安と、連絡文例をまとめて表示します。
2. 学校(小中高)の場合は「出席停止」扱い
学校は会社とは別に規程があり、忌引きは欠席ではなく**「出席停止(忌引き)」**として扱われます。欠席日数にカウントされないため、内申や皆勤の判定に影響しません。
| 続柄 | 日数の目安 |
|---|---|
| 父母 | 7日 |
| 子 | 5日 |
| 祖父母・兄弟姉妹・義父母 | 3日 |
| 孫・叔父叔母 | 1日 |
自治体・学校によって日数が異なるため、担任の先生へ電話で連絡する際に確認してください。
3. 会社へ連絡するときに伝えること
慌てていると抜けやすい項目です。この6点を押さえれば一度の連絡で済みます。
- 亡くなった方との続柄
- 亡くなった日
- 通夜・葬儀の日程と場所
- 取得したい休暇の期間
- 休暇中の連絡先
- 引き継ぎが必要な業務
INFO
第一報は電話が基本です。 深夜・早朝で電話が難しい場合はメールやチャットで先に一報を入れ、始業後に改めて電話するのが丁寧です。詳細な日程は後から確定することが多いので、決まっていない項目は「追ってご連絡します」で構いません。
4. そのまま使える連絡文例
お疲れさまです。(部署)の(氏名)です。
昨夜、祖母が逝去いたしました。
つきましては、忌引き休暇を取得させていただきたくご連絡いたしました。
・休暇希望期間:○月○日〜○月○日
・通夜:○月○日 ○時/告別式:○月○日 ○時
・会場:(斎場名)
・休暇中の連絡先:(電話番号)
急なご連絡となり申し訳ございません。
業務の引き継ぎについては、(引き継ぎ先)に共有いたします。
何卒よろしくお願いいたします。
続柄と日程を差し替えるだけで使えます。忌引きは慶弔の「弔」にあたるため、時候の挨拶や「お世話になっております」といった前置きは不要です。用件から簡潔に入って問題ありません。
5. 休暇後に必要になること
- 証明書の提出 … 会葬礼状・火葬許可証の写し・死亡診断書の写しなどを求められる場合があります。葬儀社から受け取る書類は捨てずに保管してください。
- 弔慰金・慶弔見舞金の申請 … 会社の制度がある場合、申請しないと支給されません。
- 出社時の挨拶 … 「このたびはご迷惑をおかけしました」と一言添えれば十分です。香典や供花をいただいた場合はその旨のお礼も。
なお、葬儀の日取りで友引を避けるかどうかについては六曜(大安・仏滅)の意味と選び方で解説しています。
まとめ
- 忌引きは法定外休暇。日数も有給/無給も就業規則次第
- 目安は配偶者10日・父母7日・子5日・祖父母3日・3親等は1日か対象外
- 土日を含むか、いつから数えるかは会社によって違うので連絡時に確認
- 第一報は電話。続柄・日程・連絡先・引き継ぎの6項目を伝える
続柄ごとの日数と文例は、選ぶだけで確認できるツールにまとめてあります。慌ただしいときこそご活用ください。